国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係
国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係
鈴木宣弘、森永卓郎 著
講談社+α新書
世界のどこかで有事、異常気象、天変地異が起きれば最初に飢えるのは日本、そして東京、大阪が壊滅する。気骨の農業学者と経済学者が命を懸けてこの国の危機を訴える。
アメリカの日本支配に加担する財務省、そしてその矛盾は「知ってはいけない農政の闇」となって私たちの生活を直撃し、この国を崩壊させる悪夢のシナリオが私たちの知らないところで進ん でいる。
- 著書
このままでは飢える! 食料危機への処方箋「野田モデル」が日本を救う
鈴木宣弘 (著)
いま、日本の食料事情がかつてないほどの危機に瀕している。
そしてこう警告する「このままでは、間違いなく近い将来、日本を飢餓が襲う」と。
本書において、こうした状況を招く要因となった戦後の米国の対日本戦略、
近年の新自由主義者主導の「今だけ、金だけ、自分だけ」政策の問題点を明快、かつ構造的に抉り出す。
そのうえで、この「食」をめぐる現代日本の状況をドラスティックに変えるシステムとして、和歌山で誕生した「野田モデル」をあげる。
著者は、絶望的状況にある日本の食料事情において、その状況を救う確かな光明として位置付ける。
日本の「食」の危機と解決策を考えるうえで、最上の書といえる。
- 著書
マンガでわかる日本の食の危機
「質」も「量」も崖っぷちの現実から大切な命を守るために
- 鈴木宣弘(監修)
- 本書のストーリーは、稲垣家の家族たちと鈴木教授との関係の中で進行します。
主な登場人物は、母親=美穂(主婦)、父親=大輔(スーパーマーケット勤務)、
長男=修斗(農学部に通う学生、鈴木教授のファン)、長女=穂波(小学5年生)、
美穂の伯父=松任谷角栄(近郊で専業農家をしている)、鈴木宣弘教授。
日本に現実に迫っている食の「量」と「質」の危機に関して無知・無自覚だった美穂が、修斗の影響で次第に現実に気づき、
学び始めることで、悩みつつ解決策を求めていく。
その過程で鈴木教授とも知遇を得、やがて家族全員に大きな変化が起きるようになります。
マンガのストーリーは9話で展開し、それぞれのテーマに合わせた内容を、
鈴木教授とマンガのキャラクターのやりとりで補足する構成。
現在の行政の中で苦しんでいる酪農家の方への取材なども行い、
日本が直面している課題をリアルに伝える形になっています。
深刻な現実を変えることができるのは、読者であるあなただけです。
- 著書
世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか
- 世界で最初に飢えるのは日本:食の安全保障をどう守るか
- 鈴木 宣弘 著
- 講談社+α新書
- 異常気象、原油高騰/円安でますます「買い負け」/泥沼の値上げ地獄/ウクライナ戦争で穀物欠乏。国家的危機から国民を守る為には何が必要なのか?
[著者コメント]
まさに、『食の戦争』+『農業消滅』+α (その後の展開)です。from 著者twitter @tetsuginsuzuki
- 著書
協同組合と農業経済 共生システムの経済理論
- 協同組合と農業経済 共生システムの経済理論
- 鈴木 宣弘 著
- 東京大学出版会
- 農林水産業における協同組合の重要性を、経済理論によって明らかにする。
従来の「私」「公」だけの二部門モデルではなく、そこに協同組合の「共」を組み込んだ新しい共生システムこそ、
社会全体の利益を高めるものであることを理論的かつ実態的に示す。共生システムの開発途上国への応用についても言及する。
- 著書
貧困緩和の処方箋 開発経済学の再考
- 貧困緩和の処方箋 開発経済学の再考
- 鈴木 宣弘 著
- 筑波書房
- 「アジア諸国に対する日本の姿勢をRCEPをめぐる国会審議から考える」、「途上国農村の貧困緩和の処方箋は正しいか~「開発経済学」は誰のため?」、「共助組織・協同組合の役割」、「アジア、世界との共生に向けて」のテーマでアジアと日本の未来に向けて論じた。
- 著書
農業消滅 農政の失敗がまねく国家存亡の危機
- 農業消滅:農政の失敗がまねく国家存亡の危機
- 鈴木 宣弘 著
- 平凡社新書
- 徹底した規制緩和で、食料関連の市場規模はこの30年で1・5倍に膨らむ一方、食料自給率は38%まで低下。農家の総収入は13・5兆円から10・5兆円へと減少し、低賃金に、農業従事者の高齢化と慢性的な担い手不足もあいまって、?農業消滅?が現実のものになろうとしている。人口増加による食料需要の増大や気候変動による生産量の減少で、世界的に食料の価格が高騰し、輸出制限が懸念されるなか、日本は食の安全保障を確立することができるのか。農政の実態を明かし、私たちの未来を守るための展望を論じる。
- 著書
食料・農業の深層と針路 ~グローバル化の脅威・教訓から~
- 食料・農業の深層と針路 ~グローバル化の脅威・教訓から~
- 鈴木 宣弘 著
- 創森社
- 日本は過度の貿易依存で食料自給率を大幅に下げて低迷させてきただけでなく、世界の食品安全基準の流れに逆行するかのようにリスク農産物を輸入し続けている。生きる糧となる食料だが、国益渦巻く戦略物資であるがゆえ、いつでも対価さえ払えば必要な食料を世界市場で調達できるとの考えは当然ながら通用しない。
そこで、世界の農業保護の根拠と仕組み、農産物の自由化交渉の攻防、グローバル化で危うくなっている食・農・地域の現実、下支えが必要な農林漁業のあり方などについて問題の核心を抉りながら解明。生存の基盤である食・農の立て直しの緊要性を提示する。
- 著書
だれもが豊かに暮らせる社会を編み直す 「鍵」は無理しない農業にある
- だれもが豊かに暮らせる社会を編み直す 「鍵」は無理しない農業にある
- 鈴木 宣弘 、 山田 衛 著
- 筑波書房
- 「新型コロナ禍が誘発する「食料危機」に備えよ」、「高いリスク抱えた食品輸入にも要警戒」、「種子法廃止の真の狙いは─」、「人にも環境にも「やさしい」畜産の可能性」などのテーマ「食」と「農」問題を語る。
- 著書
日本農業過保護論の虚構
- 日本農業過保護論の虚構
- 安達 英彦・鈴木 宣弘 著
- 筑波書房
- 日本の農家は長年、不条理なバッシングに苦しめられている。特に、貿易交渉の行きづまりなどで「外圧」が強まると、世論やマスメディアへの印象操作かのような農業過保護論が再燃してきた。日本の農業が決して過保護でないことは、様々なデータを客観的に見れば明らかだ。様々な数値データや分析結果を使って議論を展開してきた。これまでデータがなかったため明らかにされてこなかったいくつかの問題についても、定量化の方法を提案し、解決の糸口を示した。
- 著書
亡国の漁業権開放 協同組合と資源・地域・国境の崩壊
- 亡国の漁業権開放 協同組合と資源・地域・国境の崩壊
- 鈴木 宣弘 著
- 筑波書房
- 漁業権の開放と貿易自由化の流れは、日本の水産資源を守る観点などからも、容認しがたいものであることは明白である。
本書は、『「総仕上げ」の指示』、『違和感』、『規制緩和の真意』、『国家戦略特区の真意』などのテーマで漁業権開放の問題点を語る。
- 著書
悪夢の食卓 TPP批准・農協解体がもたらす未来
- 悪夢の食卓 TPP批准・農協解体がもたらす未来
- 鈴木 宣弘 著
- kadokawa
- 安全性も経済発展も嘘で塗り固められたTPP、アメリカの要求に応え続ける「底なし沼」、農家所得倍増計画の欺瞞、待つのは地域創生ではなく地域壊滅――わたしたちの未来はどうなってしまうのか?
- 著書
「岩盤規制」の大義 医・食・農=国民生活を土台から壊す“規制緩和”とTPP
- 「岩盤規制」の大義: 医・食・農=国民生活を土台から壊す“規制緩和”とTPP
- 鈴木 宣弘 著
- 農山漁村文化協会
- 岩盤規制だ、既得権益だという謂れなき攻撃を排し、TPPや農業・農協改革の本質を改めて見極め、日本の農と食、命と健康を守り、将来にわたって安心、安全な暮らしを担保する地域社会を創り上げていく方途を提起。
- 著書
食の戦争 米国の罠に落ちる日本
- 食の戦争 米国の罠に落ちる日本
- 鈴木 宣弘 著
- 文藝春秋
- 食のグローバル化で、食の世界地図はどう書き換えられるのか――。戦略なき日本の危機を見つめ、あるべき未来を徹底的に考える警告の書。TPP参加の先には“第二の原発”と呼ばれる遺伝子組み換え作物問題が待ち受けている。種子をめぐる世界の食戦略と、水面下で起きつつある変化。食卓レベルでどういう変化が起きるのか? 日本のとるべき道は? 消費者が知らない食の問題をグローバルな観点から読み解きます。
- 著書
現代の食料・農業問題 ~誤解から打開へ~
- 現代の食料・農業問題 ~誤解から打開へ~
- 鈴木 宣弘 著
- 創森社
- 食料は「戦略物資」が世界の常識。日本の食料自給率の低さは、「農業保護水準の低さ」を示している。食料・農業・農村問題の本質と重要性を解き明かし、消費者と生産者の「絆」強化の道を探る。
- 著書
食料の海外依存と環境負荷と循環農業
- 食料の海外依存と環境負荷と循環農業
- 鈴木 宣弘 著
- 筑波書房
- 窒素収支(環境に対して供給される窒素量の収支)の改善は、人間の健康にかかわる重大な問題である。わが国の窒素収支と硝酸態窒素蓄積(窒素が環境の変化で、地下水に蓄積されたり、野菜などに給させたことなど)の現況と問題点、食料貿易自由化と窒素収支の悪化との関係、循環型農業の推進方策と課題について考えた。
- 著書